2010年01月28日

書評:「数字」は語る〜3分で読み解く決算書入門〜

このブログは主に情報システム系の資格に特化して書いておりますが、情報システムにかかわる人がぜひもっておいたほうがいいスキルが専門スキルのほかに3つあると思います。

一般的にも言われていることかもしれませんが、会計・ファイナンス力、営業力、英語力の3つだと思います。

昨年までラインのマネージャをやっているときは、コンサルタントをやっていた経験と一応米国公認会計士の資格(就職以来専門的に扱ったことはありませんが)をもっているので部下には会計については教えてきました。

もちろん、SEの方でも会計について知っているよっていう人は多いと思います。しかし、それは主に会計系のシステムをやっている人で処理、いわゆる簿記の知識なのです。

私が言っているのは経営を行う上での会計の知識のことです。
とくに将来、プロジェクトマネージャやITストラテジストになろうとしている人は会計力っていうのは必須だと思います。

プロジェクトマネージャは自分が担当しているプロジェクトの損益を管理しなければいけまん。

ITストラテジストなら自社あるいは顧客企業のビジネスにどういうインパクトを与えるシステムを企画するかということが大事なのです。

今回紹介する『「数字」は語る』の著者望月実氏はそのような会計とビジネスの繋がりを非常に分かりやすく解説してくれるプロの会計士です。

この本のP24「目的を決めてみる〜できる営業マンの数字の見方」にもあるように会計を読めるようになるだけで仕事の成果はあがると思います。

たとえば、CRMの企画を経営層に通したいときでも単に顧客の関係性をいってもしょうがありません。「わが社は顧客を大事にするといっても実際は顧客単価の上昇というところに現われていません。今回企画するCRMは、既存顧客との取引状態を管理し、適宜顧客との状況を見極めることによって顧客単価を10%向上させることが狙いです。このシステムの導入には、○○万円、運用に○○万円、売上が既存顧客10%アップ、新規顧客で10%アップ、利益は○○万円アップ。」という方が説得力があるでしょう。

情報システムに携わっている人は技術の知識を習得するにはどん欲な人が多いですが、私の周りを見る限り、その知識を生かすには会計やビジネスの知識があればもっと活躍の場があるのにと思う人が多いです。

この本をとっかかりにして会計の知識をもった情報システムにかかわるビジネスマンが増えればと思います。


タグ:会計 書評
posted by すだち坊主 at 21:22| Comment(0) | 書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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